フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
「夏休みお預かり教室」開催

子どもを育てながら働く福島のお母さんからの要望で、「夏休みお預かり教室」が、7月24日から8月20日の約一カ月間、行われました。主催はカフェフォーラム内にある福島から避難してきたお母さんたちが創る、子育てひろば「ふくしまこども未来ひろば」の沢田美和さんを中心としたスタッフ6名。山形市内にある真宗大谷派(東本願寺)の山形教務所を会場に約20名の子どもたちが夏休みを過ごしました。「資金も何もない中で、無償ボランティアの方々のご厚意により実現することができました。」と沢田さん。

教室の内容はバラエティに富み、教務所で過ごすだけでなく外へも飛び出しました。プール、夏祭り、天童体験学習、蔵王温泉と体育活動、ピザ作り、論語に触れよう、でん六豆工場見学、山形大学出張サイエンス……と、とても充実した内容でした。

8月8~10日の3日間は千葉県の立命館大学より鈴木佑治先生と講師の方が「学習支援に協力したい」という熱い思いで、「英語で遊ぼう」という企画を実施してくれました。日常生活の中に楽しく英語を取り入れた学びは、子どもたちも楽しそうでした。英語で自己紹介や歌など、得意気にお話してくれる子ども達の呑み込みの早さは、すごいですね。また、パソコン指導、タップダンスも教えてもらい、子ども達にとって素晴らしい体験学習となりました。

お預かり教室に子どもを預けて働くお母さん達からは「働いてる私達にとって、子どもを預けられる所があるというだけで安心感があり、とても助かりました。子ども達も有意義な夏休みを送ることができたと思います。」と感謝の声が聞かれました。(榊井)