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七月十四日、寒河江市にて「ボランティアサークル日曜奉仕団」主催により「山形タウンミーティングin寒河江」が開催されました。ゲストに「参議院議員 東日本大震災復興特別委員会 谷岡郁子先生」を招き、六月に成立した「原発事故子ども・被災者生活支援法」の趣旨、設立の経緯、今後の活用の課題を聞くとともに、参加者より避難生活と復興(帰還)の問題点、願いや訴えを語り合い、復興庁や自治体に具体的な問題を認識してもらえるよう意見交換がおこなわれました。
参加者からは、「避難者の高速道路無料通行措置終了により、家族が一緒になる機会が減り、心理的な疲弊、家庭不和、避難生活を諦める世帯が増えている」などの声が多く寄せられました。このような声は、全国的にみるとあまり多くないようで、自宅と避難先を頻繁に往復する方が多く住む山形県、埼玉県、新潟県の避難世帯特有の問題のようでした。
谷岡先生は、福島県の仮設住宅に住む高齢者の方々が、県外避難者の方へ託されたメッセージを読んでくれました。
「よくやった。子どもの命を守る事ほど、母親にとって大事な責務はない。それを裏切りとは、私達は絶対に思わない。私らの大事な子ども達を守っていてくれる。その中で苦労している母親達に私達は感謝しかない。」
「帰るときには、胸を張って帰ってこい。私達は腕を広げ迎え入れ、待っているから。」(遠藤)
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