8月25日、山形市内にて、南相馬市民を対象にした東京電力による説明会が開催された。会場では、東京電力社員5名が、集まった100人~150人の来場者に対して原発事故の謝罪とこれまでの経緯を説明し、質疑に応じた。
自主避難を決断して山形へ来た人からの「自主避難者の二重生活などへの補償は?」という質問では、「継続審議中」という内容の返答にとどまり、避難者達の不安が解消されるには至らなかったようだ。
「私たちは、子どもの未来を考えて、山形にいるんです。」
東京電力や国に向けられた声であるが、会場で傍聴していた山形県民からは「何かできる事はないかと、心揺さぶられる思いがした」との感想が寄せられた。
東京電力はこの後も県内各地での説明会の開催を予定しており、計10カ所で説明会をする計画だ。
(影月)