フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
かけがえのない小さな命を育んで 「協同の杜」JA研修所

山形市の西部、豊かな緑に囲まれた中に「協同の杜」JA研修所がある。この研修所は、「妊産婦や乳幼児のいる家族」を対象にした避難所となっている。
施設には、広い和室に「わんぱく広場」が設けられ、地元の主婦グループ「もてなし隊」が子どもたちの遊び相手になっている。共に過ごす中で打ち解け、いろんな話をするようになったという。
7カ月の赤ちゃんともうすぐ3歳の子を育てている高橋さん(南相馬市)は、「母親同士で話ができるから、孤立することがなくて安心。でも、今は夫が福島に勤めに行き始めたのでお風呂が大変で」と苦笑した。
「もてなし隊」代表の原田陽子さんは、「生活の変化に応じた支援をこれからもしていきたい」と語る。
(海谷)