「ペットライフサポートふぅ」代表のペットライフアドバイザー板谷智子さんは、東日本大震災の時、新潟県の避難所で被災したペットと飼い主のサポートをしました。担当した避難所では飼い主とペットが同じ部屋で過ごすことができなかったため、ペットエリアの見守りや、飼い主の不安が少しでも解消できればと交流もはかりました。
　2011年６月からは、宮城県で、飼い主がわからなくなった被災動物の保護施設の運営に携わりました。施設では、常時譲渡活動を行い、ほとんどの被災動物は、新しい飼い主に引き取られていきました。
　現在は、飼い主とペットのコミュニケーションの向上を重視し、飼い主自らがペットと関わるための「しつけ方」を広めるため、個別レッスン・カウンセリング・複数家族でのグループレッスンを行っています。

■ペットと防災
　万が一の際に一緒に安全な場所に避難するには、モノの備えだけでは不十分です。ペットの扱いは、避難所ごとでルールが違い一緒に生活できない場合もあります。そのためにも、「人に好かれる子になる」「ケージで過ごすことが好きになる」など、ペットと避難することを想定したしつけを日常的にしておくことが必要です。

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