フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
山形県看護協会 まちの保健室 阿部 恵子 さん・佐藤千鶴子 さん

阿部 恵子さん
 38年間看護師として鶴岡市立荘内病院に勤務し、定年退職を迎えた平成25年、震災に遭われた人達のために貢献したいという想いで、福島県飯坂町にある双葉町の仮設住宅で、ボランティアとして1年間活動をしました。仮設住宅では住民の健康管理だけではなく、生活全般の支援、イベントの準備などをしな
がら避難者を見守りました。休憩時間には、グランドゴルフで共に汗を流し交流をはかりました。
 多くの経験をしながら、1年間の業務を終了後、地元鶴岡市に戻り、鶴岡市社会福祉協議会で行う訪問活動や交流会への参加など、看護協会のまちの保健室として引き続き避難者支援をしています。

佐藤 千鶴子さん
 現在は、阿部さんの後を引継ぎ、鶴岡市立荘内病院の総合相談員をしています。仕事の合間には、鶴岡市社会福祉協議会主催の「にこにこ交流塾」に阿部さんと同行して、避難者への支援をしています。交流会での会話からの気づきもあります。
 11月に開催された「まちの保健室」ボランティア育成研修会では、「にこにこ交流塾」での看護師としての関わりや鶴岡市の現状や取組みなどを紹介しました。

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 特別な事は何もできませんが、話をする事で、辛い思いも時間と共に解決していきます。今後も鶴岡市社会福祉協議会と情報共有をしながら、自分達の健康が続く限り看護師として見守りを続けていきます。

【お問い合せ】
公益社団法人山形県看護協会
TEL:023-685-8033