11月28日(木)に山形市避難者交流支援センター主催で大堀相馬焼の陶芸体験が開催され、20名ほどが参加しました。大堀相馬焼は浪江町大堀地区に伝わる300年以上の伝統を誇る焼き物で、青ひび、走り駒などの特徴で親しまれてきました。およそ25あった窯元も震災で散り散りになりましたが、各地で窯元を復活させ、伝統が受け継がれています。講師に福島市飯坂にある「京月窯」の近藤京子先生に教えていただき、作品づくりをしました。
材料となるのは粘土で、お皿を作る場合は薄く平面に引き延ばし、カップやお茶碗は、土台の上にヒモ状にしたものを巻き上げ、乾かないうちに形を整えます。ロクロ代わりに新聞紙を敷き、作品を回しながら作ります。
参加者は出来上がりをイメージし作品作りに挑みましたが、製作過程でカップがお茶碗になったり、小皿がどんどん大皿になったりと、悪戦苦闘しながらそれぞれの作品を仕上げました。スタンプや切り出しで模様付けをし、名入れをして完成です。作品にはランプシェードや水盤、花瓶など個性あふれるものが勢ぞろいしました。窯出しと絵付けには1ヶ月ほど掛かる予定ですが、出来上がりが楽しみです。
【お問合せ】
山形市避難者交流支援センター
TEL:023-625-2185