去年の今頃、突然思い立って実家の父と息子を連れて来た「上杉雪灯篭まつり」。
日中しか見られなかったけど楽しかったし、夜に見たら綺麗なんだろうなぁって思いながらも、栗子峠の雪道が怖くてもう二度と通るまい!と思いながら帰ったあの日。
それから半年もしないうちに、米沢に住むことになった私たち親子。
そう考えると、何だか不思議な縁を感じる。米沢に来た当時は、知り合いは一人もいなくて、友だちも他県に避難しているか福島に残っているかのどちらかで、本当に一人だった。それでも動いているとたくさんの出会いがあって、今では知り合いばかりなんじゃないかって思うくらい人の縁に恵まれている。
雪灯篭まつりを見に来たあの日、まさか自分と息子がその土地にお世話になるなんて思いもしなかった。あくまでも「観光」だった。
そんな私に、今年の雪灯篭はどんな風に見えて何を思うのだろう。
(あやっぺ)