2011年3月11日、南相馬市の病院で被災した元自衛官の精神科認定看護師が、県外避難から10日で戻り、10カ月後に「相馬広域こころのケアセンターなごみ」を設立しました。その運営と市民生活復興への苦闘を通し、健康の悪化を未然に防ぐ訪問活動のあり方を問い、真の精神医療保健福祉システムを摸索しました。自然災害が多発し高齢化の進む日本で、最も先進的な試みがここに。悲喜こもごも、本音の奮闘記です。
「本当の看護や心のケアとは何か」を一般の方にもわかりやすく書かれています。
著者:米倉 一磨
1973年福島県生まれ。福島県立医科大学大学院修了。「NPO法人相双に新しい精神科医療保健福祉システムをつくる会相馬広域こころのケアセンターなごみ」センター長。精神科認定看護師。
発行元:株式会社岩波書店
【お問い合わせ】相馬広域こころのケアセンターなごみ センター長 米倉一磨
TEL:0244-26-9353