青森市出身です。２０１１年４月からの２年間、山形大学農学部の学生とボランティアグループ「走れ！！わぁのチャリ」として、不用になった中古自転車を修理・整備して被災者や避難者に贈る活動を2年間続けました。当時混乱していた被災地ではこの取組みは大変喜ばれました。
　今年で８回目となる３月11 日のキャンドルナイトは、職場や自宅など、それぞれの場で灯したキャンドルの写真をメールまたはフェイスブックで投稿いただき、鶴岡市のメイン会場で投影して多くの皆さんと想いを共有しました。キャンドルナイトへの新たな参加者は毎年少しずつ減っており、大きな被害の無かった鶴岡では風化が進みつつあることを感じます。でも、今後いつどこで地震などの自然災害が起きるかわかりません。東日本大震災の教訓を決して忘れてはならないのです。それぞれが防災について考え、行動することが当たり前になってほしいと思います。「つながる、忘れない」ということの大切さを、震災から８年が過ぎた今もずっと感じています。
　人々の意識が変わりつつあると感じられる中で、どんな形で震災記憶と教訓の忘却・風化を防いでいくのが良いのか。悩みながら、来年のキャンドルナイトまでの一年を過ごしたいと思います。

お問い合せ】山形大学農学部准教授　菊池　俊一
TEL：0235-28-2880
Facebookページ：https://www.facebook.com/candlenight.3.11/