福島県から北海道・東北地方に避難されている方々を支援している団体を対象とした情報交換・合同視察会を、1月28日(月)~29日(火)の2日間にわたり開催しました。合同視察会では、阿武隈高地の山中にある葛尾村(かつらおむら)を訪れました。
葛尾村は原子力災害により全域に避難指示が出され、当時1567人いた村民全員が、県内外のみなし仮設住宅や、三春町に整備されたプレハブ仮設住宅等に避難しました。その後2016年6月に、帰還困難区域を除いて避難指示は解除されていますが、村内にお住まいの方は1月1日時点で343人となっています。
当日は、昨年開館したばかりの復興交流館「あぜりあ」にて役場の方から講話をいただいた後、村内を視察しました。村に戻った方の働く場として始まった胡蝶蘭の栽培施設では、運営者である農業法人「かつらお胡蝶蘭合同会社」の方から運営状況等についてお話を伺いました。胡蝶蘭のブランド名は「HOPE WHITE」。すでに出荷も始まっています。参加者は視察を通して、新しい復興の動きについて、理解を深めました。
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一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアム
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