ボタンをかけ違えたと感じる日に戻ってやり直したいと思っても、
その日に戻ることは出来ません。人は後悔ばかりに生きやすい生き
物ですが、そこに立ち止まる限り、何一つ生まれるものはないものです。
こうすれば良かった…と思うことがあるならばこそ、これからを丁寧に生きる。
丁寧に語り、丁寧に聴き、丁寧に関わる。目の前のものを丁寧に感じてみる。そこからしか始めることは出来ないように思います。
時は、すべての人に一定に訪れます。
けれど、その時は、同じ長さではありません。
短い生であっても、輝きをもって時を過ごし、後悔のないように生きられた人もいます。長い年月を与えられようと、中身を充実させなければ、生きること自体が苦痛となることもあるでしょう。
時の刻み、そのものこそ命の刻みです。
どのように時を重ねていくかは、自らの心の持ちようによって変わっていくもの。
気付いた時から、未来の自分を変えていくことが出来るのです。
カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志 村 友 理