東松島市野蒜(のびる)地区。海岸沿いの山を切り開いた高台に、新しい駅と広大な住宅地が広がっています。建造物はどれもピカピカで新しい匂いがします。震災で壊滅的な津波被害を受けた野蒜地区をはじめ、周辺の地区の人々が集まって暮らす「ニュータウン」。ここにある「野蒜市民ホール」で、昭和歌謡コンサートをメインにした大規模な交流お茶会が開催されました。主催は山形市に本拠がある(一社)JASTと、現地団体「野菜っこクラブ」です。
音楽は全て生演奏によるもので、特に歌声コーナーでは参加者全員の歌声が美しく会場に響き渡りました。また、山形の湧き水を使った美味しいお茶やコーヒーも大人気。イベントの目的は「再会」と「出会い」です。
被災し避難所へ、そして、仮設住宅から復興住宅へと、この地域のコミュニティは離合集散を繰り返してきました。「久しぶりだね」「おかげさまで元気よ」こんな会話があちこちで聞かれます。懐かしい歌と共に思い出される、あの頃の思い出話に花が咲きます。かつての旧交の復活と、新しい絆の誕生を、誰もが感じ取ったひと時でした。
【お問合せ】
(一社)日本ソーシャルセラピストアカデミー(JAST)
TEL:023-600-6764/URL:http://www.jast.asia