山形市立第三中学校では、9月から月1回、福島からいらしたお母さんたちが集まり、情報交換をしている。子どもたちは新しい環境に馴染もうと、クラスに、部活動にと忙しい日々を送っているが、慣れない土地で留守を守るお母さんは人に出会う機会が少ないことがわかり、このような会が始まったとのこと。
自主避難するに至った切実な状況をお互いに話す中で、一人ではないことや、今の福島の現状など新たな情報を得る機会になっている。少しずつ活動を始めたお母さんたちは、「山形をもっと知りたい」と、とても意欲的だ。手続きに関することや病院のこと、福島との往復生活についてなど、話題はつきない。お母さんたちが元気になって一歩前へ進める機会のひとつになっている。
(多田)