山形県看護協/まちの保健室ボランティア 五十嵐 明美 さん
以前は看護師として36年間、医療の現場で働いていました。2011年の東日本大震災の当時は県立河北病院に勤務していました。停電など混乱のさなか、泊まり込みで患者さんのお世話をしたことが記憶に残っています。その後早期退職を経て、これまでの経験や資格を人のために役立てたいと思い、2014年にボランティアに登録し活動を始めました。現在は、山形市総合スポーツセンターで山形県看護協会が毎月1回実施している「まちの保健室」にボランティアとして協力し、避難された方々を対象に健康チェックや健康相談を行っています。
回を重ねるごとに少しずつ顔見知りの方も増えてきました。避難生活も長引き、知らない土地で暮らすのは不安なことも多いと思っています。精神的なストレスや食欲不振、高血圧など健康面で心配な方もいますが、医療機関の受診につなげたり、アドバイスしたことが、健康的な生活の一助になればと思います。健康相談や世間話を通して会話も増え、表情が明るくなっていくのが何よりの喜びです。健康のことだけでなく何でもお話しできる場として今後も続けていきたいと思っています。ぜひお気軽にお越しください。
●「まちの保健室」のご案内
〈山形市〉日時:月1回(第3金曜日)10:00~12:00
場所:山形市避難者交流支援センター(山形市総合スポーツセンター)
〈米沢市〉日時:月1回(第3水曜日)10:00~12:00 場所:きっさ万世(万世コミュニティセンター)
【お問合せ】
公益社団法人山形県看護協会
TEL:023-685-8033