3月24日(土)山形ドキュメンタリーフィルムライブラリーにて、認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭主催により8ミリムービー「よみがえる大船渡」「よみがえる浪江町」などが上映されました。
この映画の監督である三好大輔氏は、2008年から市民の8ミリホームムービーを収集・修復して地域映画を作る活動を行ってきました。震災後は被災地で集めた市民のホームムービーを繋げて映画にするプロジェクトを行い、映画「よみがえる大船渡」「よみがえる浪江町」が制作されました。
映画では、市民の子どもの成長を綴った様子や、地域で開催する結婚式やお祭りの様子などの日常が音楽とともに映し出され、会場は映像を通して地域を見守っているような、温かい空気に包まれていました。
「生きて来た足跡を振り返る事は、未来を生きていくために大きなエネルギーになる。流されてしまった当時の街並み、暮らし、人々が生きた証の記憶を残し、未来に繋げたい。」と語る監督は、撮影された地域住民の方への上映も行っており、被災地での上映では観客から「映像を見て、自分たちの帰る場所はここだと思った。」との故郷を想う感想が寄せられているそうです。
「風景と心の修景および創景事業」ウェブサイト
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