10月15日(日)に河北町の「見晴らし農園」にて、避難者や帰還された親子、会員メンバーなど20名が参加し、秋野菜の摘み取り体験を行いました。
この活動は、自らの手で野菜を収穫し「食づくり」の体験をしていただこうと5年前から始め、今年は8月~9月まで計6回開催し、畑を通じた交流を深めてきました。
「見晴らし農園」は、その名の通り村山平野を一望する眺めの良い山間部にあり、秋風に揺れるコスモスを背に、村山地方の名産品で香り高い「秘伝豆」や旬の里芋、薩摩芋などの秋野菜を収穫しました。
山形芋煮を食べたことはあっても里芋掘りは初めての人が多く、思った以上の力仕事だったようです。必死に引き抜こうとする子どもの姿に「『大きなカブ』の童話みたい」との声も聞かれ、尻餅をつきながら子供も頑張り、大人も協力して収穫を楽しみました。
畑作業の後は車座になり昼食タイム。芋煮と秘伝豆、おみ漬けやリンゴなど秋の味覚を堪能しながら、芋煮の作り方の話など賑やかに会話を交わし、曇り空ながらもみんなの気持ちは秋晴れでした。