自分の人生に誇れるものなど何もないという方でも、振り返れば、大切な人との出会いや出来事が散りばめられていることでしょう。また、悲しいこと、辛いことばかりの人生に価値などないと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その過去を乗り越え、今という時間を迎えている年輪こそが価値そのものではないでしょうか。
たとえ、引きこもり続けてきた過去であっても、その経験が誰かの心を励ますきっかけとなることもあります。世間ではマイナスと思われるような出来事も、大きな価値に変わることがあるのです。過去を無駄なものにするか、有意義なものにするかは心の持ち方次第。積み重ねてきた経験を正しく見つめてみたら、そこにはきっと今までとは違う素晴らしい価値が隠れているかもしれません。自分の価値を決めるのは自分自身。優しいまなざしを忘れずにね。
カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志 村 友 理