9月30日(土)・10月1日(日)に、宮城県名取市、岩沼市、亘理町で「東北・みやぎ復興マラソン2017」と「復興マルシェ2017」が開催されました。
この企画は仙台放送が東北の、宮城の〝今〟を全国や世界に感じてもらいたいという願いから企画されました。車いすや親子ペアラン、フルマラソンやファンランなど4種のコース全域が津波浸水域で、現在は居住困難区域に指定されています。地元や全国から「亡くなった人のために、前を向くために走りたい」「復興を応援したい」とエントリーした各マラソン部門合わせて約1万5千人のランナー達は、それぞれが描く復興への想いと共にコースを駆け抜けました。地元からは約3千人のボランティアと、沿道には多くの人が駆けつけ、マラソン走者を掛け声で励ましました。フルマラソン完走者には石巻市の雄勝石を使用した特製のメダルが贈られ、走者は完走した充実感と喜びの表情を浮かべていました。
この日はマラソン以外にも震災前までに生活をしていた人々が再びその地域に戻り、伝統食をふるまう企画も実施されたほか、復興マルシェでは被災各地のグルメ45のブースが集まり、地区ごとの自慢のグルメを味わう人々で賑わいました。関係者は「たくさんの人の応援を頂き、着実に前に向かって進んでいる姿をこのイベントを通じて伝えたいという想いです。」と語っていました。