このローズガーデンは、代表である徳水さんが津波で亡くなられたお母様を想い、自宅跡地に花を植えた事から始まりました。「ここに来たら誰かに会える、そんな場所にしたい」と願う徳水さんの元に、その後大学をはじめ、全国の学校や企業、ボランティア団体の支援が集まり、５５０坪の美しいローズガーデンが完成。ＮＨＫ「趣味の園芸」でも大きく取り上げられた事で広く知られるようになり、津波で町全体が被害を受け、未だ復興が進まない雄勝町に唯一色とりどりの花々が咲き、人々の笑顔が溢れるスポットとして親しまれてきました。

この日も晴天の下たくさんのバラが見頃を迎え、このガーデンに想いを寄せる市内外の方々が足を運びました。ゲートではガーデン内で採れたハーブティーが入場者に振る舞われ、来場者は押し花しおり作りや、寄せ植え講習会、ブーケ作りなどで花々を楽しみました。コンサートではシンガーソングライターのいしだようこさんと、胡弓演奏家の石田音人さんが雄勝石で作ったという胡弓と打楽器カホンを使った優しい音色で来場者を癒しました。