12月17日(土)、宮城県名取市の美田園第一応急仮設住宅で山形の支援団体(一社)JASTによるクリスマスイベント「冬季(ふゆ)カフェ」が開催されました。
この仮設住宅では現在もたくさんの方々が住んでおり、公営住宅の建設を待ち望んでいます。仮設住宅を取りまとめる自治会長の高橋さんは、震災によってご家族を失いましたが「残された人の役に立ちたい」と美田園第一仮設住宅の自治会長を引き受け、仮設住宅や公営住宅などの住民が交流できるように、これまで毎日の様に交流会などの催し物を続けてきました。この日も冬季カフェが始まると「公営住宅が全て完成するまでの残り2年間、みんなで力を合わせて過ごしていきましょう。」と高橋さんは挨拶をされました。
会場では昼食に米沢の牛肉弁当や漬物、果物が振る舞われ、ライブではピアノとクリスマスの歌が演奏されました。参加者はクリスマスソングのリズムに手拍子を交えて音楽を楽しみ、昼食の後は和菓子と抹茶を飲みながら「こんな美味しい抹茶は久しぶりに頂いた」とおしゃべりにも花が咲いていました。