自分の正しさにこだわり、相手を否定したり、非難しているうちに、いつしか、自分の優しさを手放してしまっている人がいます。その正しさが、たとえ素晴らしい教義から生まれているものであったとしても、それをすべての人にあてはめようとすること自体、傲慢であることに気付いていないのでしょう。
誰もが、誰かの役に立ちたいと思っているのに、自分の価値観との違いに苛立ち、相手を攻撃してしまったとしたら、本末転倒になってしまいますね。それぞれの違いを認めるからこそ、思いやりのある世の中を作っていけるのです。
認めることが出来ないのなら、せめて否定をすることだけはせず、そのままに置いておくくらいの心の余裕を持っていたいものです。
新しい年を迎える準備をするとともに、心の状態もリフレッシュして、慶び事を引き寄せる自分づくりをしていきましょう。
一年の締め括りは、『ありがとう』の感謝の心で。
カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志 村 友 理