・・・カウンセラー志村友理さんの
シアワセコラム」がシリーズ50回を迎えました・・・
紛争の中、日々、命の危険を感じている子ども達。余命2か月を宣告されたガン患者。数えあげればキリがない程、この世には悲しみや痛み、理不尽が溢れています。そのような世界ですが、同じような状況下に置かれていても、笑顔の人もいれば、怒っている人、暗い顔をしている人もいます。なぜ、そんなにも違いが生まれてしまうのでしょう。笑顔である人たちの共通点に注目してみると、今を生きていることへの感謝が、心に刻まれているようです。そして、人が喜ぶ言葉を素直に表現しています。今を大事にし、愛しているのです。
愚痴や不平不満の塊になっていると、人が離れていきますが、笑顔でいる人の周りには人が集まってきます。当然、相互作用が生まれますので、そこには、幸せの連鎖が生まれ、助け合いの精神が育まれていきます。
わかっているけど出来ないという人は、自己嫌悪に陥りやすく、何かあると誰かのせいにしがちです。それでは、辛いだけの人生になってしまいます。痛みや不安を抱えながらも尚、今を生きる人間としてここに存在しているならば、人生の一瞬一瞬を虚しいものとせず、実りあるものにしていきたいと思うのが、人間の本質とも言われています。
足りないことよりも足りていることに目を向ける、それが幸せへの第一歩です。自分の人生の物語を紡ぐのは自分自身。幸せな物語は、優しさと愛に満ちた幸せな心から作られていきます。物語の主人公はもちろん自分自身です。
カウンセラー・スピリチュアルケアアドバイザー 志 村 友 理