9月30日、避難者交流事業の一環として今年度2度目のバスツアーを開催しました。今回のコースは東置賜方面です。
小さいお子さんを含めて参加者は12人。福祉バスに揺られながら、まずは米沢市にある染色工房わくわく館に到着しました。趣のある建物が並び、係の方に通されたのはギャラリーを兼ねた素敵なお部屋。そこでまず職人さんに紅花染の歴史、花の性質等のお話を頂き、いよいよ体験スタートです。土台となるハンカチの色を選び、職人さん達の指導のもと、割箸、洗濯バサミ、木の枝、輪ゴムを使って各自試行錯誤しながら柄を作っていきます。
染め液に浸す前は、小さく折りたたまれたり絞られたりしている状態なので、どんな模様になるかは後でのお楽しみ。「どんな模様になるかな?」と、みんなでわくわくしながら赤い紅花の染め液にハンカチを浸しました。お酢の水に入れて色止めをしてから道具を外し、ふわっと広げた瞬間、美しい模様が浮き出ていました。後は干して乾いたら出来上がり。秋風に揺れる、世界に一つだけのオリジナルハンカチをみなさん笑顔で眺めていました。
お昼は同市の上杉城史苑で芋煮御膳を堪能しました。山形名物の芋煮に舌鼓を打ち、お腹いっぱい食べた後は苑内散策&お買い物。その後高畠ワイナリーに移動し、館内見学と美味しいワインやジュースの試飲を楽しみました。
芸術の秋、食欲の秋にふさわしい、山形の伝統工芸や郷土料理、名物に触れたバスツアーでした。
(南陽市社会福祉協議会)