フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
山形市 クラフト作家 門馬 ひろ美さん

Special Interview
山形市 クラフト作家(ブリザーブドフラワー、アロマなど)
門馬 ひろ美 さん 

 

Q 震災前、震災時はどこで過ごしていましたか?
 福島市出身です。震災の時は、子どもを病院に連れて行くところで地震に遭いました。数日間友人の家に泊まらせてもらい、その後石川県、新潟県へ一時避難をしました。子どもの小学校が始まるころに合わせて家に戻りましたが、その後も放射能がとても不安でした。北海道で保養活動をしている野呂美香さんの講演会へ行った時、自主避難者の借り上げ住宅も早く行かないと申し込みがいっぱいになると聞き、6月末頃に山形市に避難を決めました。
 避難してからは、気分が落ち込んだ日々が続き、1年半くらいあまり外へ出ない生活が続きました。山形市内の避難者の広場で子どものそろばん教室をやっていると聞いて、子どもを通わせるようになったのをきっかけに、色んな避難者の集まりや教室がある事を知り、徐々に外へ出かける様になりました。

 

Q  資格をとったきっかけは何ですか?
福島にいる時から、物を作るのが好きで、羊毛フェルトで小物を作り、カフェなどで販売してもらっていました。お花の資格は持っていなかったのですが、叔母がフラワーアレンジメント講師をしていたので、小さいころから馴染みがあり、2013年頃、避難者のお母さんたちが特技を持ち寄ってショップを開く「mamaガーデン」という企画があった時に、チャレンジしてみようと思いました。その時やってみた事がきっかけで、資格があるともっと広がると思い、資格を取り始めました。

Q  活動を始めてみて、どうですか?
 山形市内の避難者の広場で月に1回イベントの講師を務めたり、寒河江市のお茶会や、最近は仙台の知り合いにも声をかけてもらい、仙台の地区のイベントでも教えました。その時によって、アロマワックスバーやハンガリーウォーター、ブリザーブドフラワーなどを作る会を開いています。
 チャレンジする前は「面倒かな」とも思ったりする事もありましたが、イベントで知らない人も来てくれて新しい出会いに繋がったり、毎回とても楽しいです。

避難者の方へのメッセージ
 震災は起こってしまったけど、震災が起きてから放射能の事や食事の事、体の事など色んな事を知るきっかけになりました。人によって色んな考えはあるけど、私は自分の考えを大切に、人の意見に左右されすぎないように気をつけています。
 最近は新たに、アロマセラピー(ディプロマ)や、点描曼荼羅画の資格を取り始めました。今後は整理収納アドバイザーの方に会ったのをきっかけに、整理収納の資格も取ったり、インターネットで色々な作品を販売したりする事にも挑戦したいと思っています。
 気になる人には会いに行ったり、気になった事はどんどんチャレンジしていきたいです。

★10月の予定
 10月13日(木)10:00~(トピアリーアレンジ)          ランチ付き3,000円
 10月27日(木)10:00~(秋色アレンジメント)          ランチ付き3,000円
 場所:風土然(山形市八日町1-3-60-2)

【お問合せ】
プリザーブドフラワーアレンジメント、アロマワックスバー、ハンガリーウォーター作りをご希望の方は、下記までご連絡ください。
門馬ひろ美さん E-mail:rsgyf332○ybb.ne.jp(○を@に代えてください)