寺子屋子ども大学は、「福島原発災害による避難児童と山形県民の交流およびカウンセリング受付事業」を山形県との協働事業として行っています。その事業の一つとして7月24日に、大石田町の協力のもと、「トム・ソーヤの冒険―in 大石田」を開催しました。具体的には、ゴムボートで、最上川を下るというものです。
午前8時、大石田町のマイクロバスで山大から大石田に向いました。当日は快晴で、絶好の川下り日よりでした。川下りの出発地点(川端地内)で、大石田町の「遊Be隊」の指導のもと、注意事項の説明などを聞いたあとで、参加者(小・中学生20名)全員でゴムボートを膨らませることから事業は始まりました。その後は、いよいよ乗船です。
川の水が少なく、一部分、急な流れのところがあって、主催者としてはハラハラしましたが、少しスリルがある方が子ども達には楽しかったようです。
多くの子どもたちが水鉄砲を持ってきていたので、いやな予感がしたのですが、川下りの途中で休憩が入ると、水鉄砲での水の掛け合いが始まり、私も大いに水を浴びせられました。そういうハプニングはありましたが、松尾芭蕉が「五月雨を集めてはやし最上川」と俳句を詠んだほぼ同じ場所を、450年後に下るのは、大人にとっても楽しいものでした。終点の川前の地は、最上川でもっとも深いところと言われるところですが、みんな元気に到着しました。次回企画もお楽しみにお待ちください!(代表 松尾剛次)
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