春、夏が過ぎ、秋も終わり、もうすぐ冬を迎えます。3月11日から8カ月、日本中の人たちが支援を下さっていますが、復興ははかばかしく進んではいません。災害が発生した直後は、生きていることを喜びあいましたが、現在は、置かれているそれぞれの条件や状況の中で、大きく異なった生活をみなさん、送っていらっしゃることと思いま す。
また、これまで抱えてきた問題、ストレスも人によって様々でしょう。周囲の方を思いやりすぎたり、自分の辛さを隠したりすることなく、「私の思い」を大切にして過ごして欲しいと思います。「私」の問題は社会の問題、そして政治の課題と重なっています。思いや悩みを私たちと一緒に考えていきませんか。
復興対策はこれからが本格的で長い戦いになるでしょう。その状況で、私ができることは、被災地に心を寄せる人々、その声を伝えてくれる人々 と細く長く、一緒に活動を続けていくことだと考えています。
(石山由美子)