11月14日に福島市内で開催された野呂美加さん(「チェルノブイリのかけはし」代表)の講演会は、福島県内で子どもと自分の今後について真摯に考え続けている多くのお母さん達の心に大きな励ましを与えた。
野呂さんは、チェルノブイリの原発事故以後、ベラルーシの子ども達に寄り添い続け、多くの子ども達に北海道での保養の機会を提供し続けている。避難に何の後押しも無い状況の中で分断されている福島の人達へ、「ただ危機を煽るのでは無く、一人一人周りの人と繋がっていきながら一緒に考える人を着実に増やしていこう。大変だが、あきらめないでいこう。」と語り、どこまでも自分を信じて力強く繋がっていくことの重要さを共有した。
会場周辺で山形避難相談窓口を開設していたNPO毎週末山形のメンバーもステージ上に呼ばれ、「こういう支援者の方達にどんどん助けを求めてください!」と避難の決断に悩む来場者に紹介された。
(Hiropy)