震災から3年がすぎ、4年目の今をそれぞれに歩んでいます。
壊れた建物を目にする事も少なくなり、瓦礫の仮置き場や震災ゴミ焼却場も撤去され、沿岸部を走るダンプカーは以前より少なくなりました。
新しい防潮堤の姿も目に見えて伸び、工事の進み具合を実感するとともに いくばくか安堵感も感じられるようになりました。
震災の年や翌年に住宅街跡や田畑跡で見られなかった小鳥やチョウチョも今年の春は目に付くようになりました。自然も徐々に戻っているようです。
山元町では昨年4月より宮城県下で最初に災害公営住宅(復興住宅)の入居が始まりました。そんな中、今年の4月に津波で天井まで浸水した自宅を片づける決心をした方もいます。
5月からボランティアさんの手を借りながら、家具を外に運び出し、床板を剥がし、固形状の土砂を取り除きました。このお宅に住むかは判りません。悩まれています。でも一歩踏み出したのです。
そんな折り、このお宅に初めてツバメが巣を作りました。
歩む速度は人それぞれ。それぞれに歩んでいきましょう。
フリーペーパー うぇるかむ
「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください。