ITお助けコラム 50
今回は少しだけ先のお話です。 みなさんは、スマートフォンを開いたとき、目当てのアプリをすぐに見つけられますか? 気がつけば画面はアイコンだらけで、「あれ、どこだったかな」と探し回った経験は、きっと一度や二度ではないはずです。
インターネットが普及した1990年代から30年、私たちの情報環境は激変しました。検索エンジン、SNS、動画配信と、変化のたびに「情報を正しく使う力(情報リテラシー)」が問われてきました。そして今、AIの登場によって、その変化はさらに加速しています。 技術の最前線に目を向けると、ChatGPTを開発したOpenAI社が、iPhoneのデザインを手がけた元Appleのデザイナー、ジョナサン・アイブ氏と組んで、スクリーンのないAIデバイスの開発を進めています。アプリを開かなくても、AIに話しかけるだけで用事をこなしてくれる世界が、5~10年後には現実になるかもしれません。
それでも、道具がどれだけ賢くなっても、「誰を信頼し、何を自分で判断するか」は、人間にしかできないことです。震災を経験した地域に根付く、顔の見える人と人のつながりは、AIには決して代わりが務まらない力です。情報リテラシーとは、難しい技術を覚えることではなく、目の前の人を信じる力のことかもしれません。
[文責 加藤 清輝]
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