フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
「彼方の家族」 特別上映会

3月29日(日)、やまぎん県民ホールにて東北芸術工科大学出身の映像作家による「彼方の家族」(2023年制作)の上映会とトークイベントが開催されました。本作は、山形県出身の川崎たろう氏と福島県出身の坂内映介氏が共同監督を務め、東日本大震災で父を亡くした高校生と、転校先で出会った「父との関係」に悩む同級生の葛藤と交流が描かれています。

坂内氏が脚本を書いたきっかけは、2022年の福島沖地震。当時の記憶が甦り「今の自分なら、あの時の思いを形にできる」と執筆しました。

震災時、小学生だった両監督。坂内氏は原発事故による避難や大切な友人との別れを経験されました。一方で当時海外在住の川崎氏にとって、震災の鮮明な記憶はテレビを見て涙を流していた母親の姿。その後、大学での出会いを通じて改めて震災と向き合い始めたそうです。

「福島」と「山形」という異なる背景を持つ二人は、互いの視点や経験の差を尊重し合いながら、突如失われる日常や大切な人への想いを本作に込めました。震災を語り継ぐ決意と、今隣にいる人との時間を慈しむ大切さを訴えかける内容は、観客の心に深く響きました。

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