今、目の前にあるものだけに、そっと心を向けてみる。
ざわざわと揺れる世の中に呑み込まれないように、
私は、私の時間を、丁寧に生きてみる。
咲き誇る桜の美しさに心を委ね、絢爛と舞う桜吹雪の中に身をゆだねる。
風に乗って届く春の薫りを、体いっぱいに感じてみる。
ほっとする。心がほどける。
知らず知らずに入っていた力が、すっと抜けていく。
そんなひとときに、私は本来の私へと還っていく。
私が私らしくいられる時間を、どうか私自身に与えてあげよう。
騒がしすぎる時代を生きているからこそ、私が私を、やさしく癒してあげよう。
「よしよし。えらいぞ。
こんな時代に、今日もよく生きてくれたね」
そうやって、自分に声をかけてあげる。
もしできるなら、そのやさしさを、身近な大切な人にもそっと手渡せたらいい。
優しさのギフト。私へのギフト。
そして、私からあなたへのギフト。
それはきっと、静かにひろがっていく愛のかたち。
香術師範・カウンセラー 志村 友理
