フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
山形国際ドキュメンタリー映画祭 2025

映像と座談会  能登半島地震・豪雨災害から

 山形国際ドキュメンタリー映画祭が10月に8日間にわたり山形市で開催され、国内外から多数の映画ファンが集いました。映画祭では14部門131作品が上映されたほか、10月13日(月・祝)に映像を見て語り合う座談会が山形市のクリエイティブシティセンターQ1で開催されました。

会場には5名の映像作家や現地で活動している支援者が登壇し、2024年1月1日に起きた能登半島地震および同年9月の豪雨災害に関する映像を見ながら、被災地の現状や撮影した際のエピソードなどが語られました。

視聴したのは未完成のものなど短編の映像が9本で、地震で全壊した歴史ある酒蔵が解体される前に記録したものや、能登の様々な地区の車窓からの映像、被災地での日常生活の記録などが流され、参加者からは「能登に想いを馳せ、映像として残す意味について考えるきっかけとなった」などの感想が聞かれました。

また、映像作家からは「東日本大震災に関連する映像作品をいくつか作ってきたが、その後も大きな災害が続いている。映像に残し次世代へバトンをつないでいきたい」などの思いが語られました。