フリーペーパー うぇるかむ

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酒米「さわのはな」づくりの活動報告会

9月20日(土)に長井市にて、きびたき長井甦るの会の主催で、酒米「さわのはな」の稲刈り体験をする予定でしたが、朝方の降雨により稲穂が濡れているため延期になり、急遽、屋内にて酒米の報告会と交流会が開催されました。

この日は、長井市をはじめ大阪・東京・茨城などから69名が集まりました。皆さん作業の装備も万全でしたが、天候上の理由に納得し、田んぼの生育状況を見学。今夏の猛暑による影響が心配されましたが、6枚ほどある田んぼには金色の稲穂が見事に実っており、思い思いに稲穂にふれあいました。

報告会では鈴木酒造の社長の鈴木大介氏より、お米と並んで酒造りに欠かせない「水」についての講話がありました。説明によると、長井市は周囲を朝日連峰、飯豊連峰に囲まれ、市内を最上川・白川・野川が流れる「水のまち」で知られています。地名の「長井」も「水が集まる場所」に由来し、地下水が豊富で水質も良く、酒造りには最適とのこと。「浪江町から酒蔵を移転したが、地形など浪江と似ているところもあり、長井に来ておいしいお酒が造れている」との感想が語られました。

また、きびたき長井甦るの会の共同代表の村田孝氏より、酒米作りの活動報告がありました。同会は、2024年に活動を終了した「レインボープラン市民農場」の意志を引き継ぎ、「さわのはなファーム」として酒米作りを継承してきました。村田さんは「田植えや夏場の草刈り作業など、皆様のご協力で今年も良いお米が出来てホッとしている。来年3月に新酒「甦る」がお披露目できる日を楽しみにしてほしい」と語ってくれました。

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きびたき長井甦るの会  TEL:090-3645-6745