
8月28日(木)に霞城公民館にて山形市避難者交流支援センターの主催で「浜通り交流会」および「第3回やさしい山形学」の講演が開催されました。講師はセンター職員の村田さんが務め、山形を代表する観光地でもある「山寺」の魅力について語って頂きました。
松尾芭蕉が詠んだ「閑さや岩にしみ入る蝉の声」の句碑でも有名な山寺は、貞観2年(860年)に天台宗の座主、慈覚大師・円仁が建立。奇岩や岸壁に張り付くようなお堂は神秘的な佇まいを醸し、パワースポットとしても知られています。
村田さんは予習のために久しぶりに登られたそうで、奥の院までの石段は1015段あり、じっくり見るなら2時間は必要とのこと。登るまで大変ですが、登った先には5mもの金色の阿弥陀像が鎮座する大仏殿や、様々なお堂など見ごたえがあり、見晴らしの良い五大堂からは山々が一望できるそうです。
講座では円仁さんのクイズのほか、山寺と紅花との深い関係性にまで話が及び、参加者からは「蔵王山の信仰と山寺との違い」についての質問や、「山形に暮らしてきたが、もっと山形の歴史について知りたい」などの感想も聞かれました。次回の山形学が楽しみです。
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山形市避難者交流支援センター
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