
8月5日(火)~8月7日(木)に米沢市の林泉寺にて、こども育成支援置賜学舎主催の寺子屋が開催されました。小中学生14名が参加し、当日は雨模様で気温も下がり、勉強もはかどった様子です。6日の午後からは「二人箏」の杉浦充氏と五十川真子氏のミニコンサートと邦楽体験、そして昨年に引き続き三遊亭貴楽師匠の落語が披露されました。
コンサートでは、筝の二重奏や三味線の調べに合わせ、十七絃と呼ばれる少し大きな筝の深い音色が本堂に響き、東日本大震災、能登半島地震の復興への願いを込めた曲目も演奏されました。全員で「世界に一つだけの花」を合唱し、最後は花笠音頭と東京音頭のアンコールで盛り上がりました。
続いて貴楽師匠が登場し、古典落語の「井戸の茶碗」を披露。登場人物全員が正直者という心温まる物語で、師匠の巧みな話術とくるくる変わる表情に会場は江戸の世界に引き込まれました。
邦楽体験では「たなばたさま」を練習。スタッフの大学生が傍で歌い、お子さん達は一音ずつ確かめながら真剣に弾いていました。最後にアレンジも加えての合奏は素晴らしかったです。
主催の駒澤大学教授石井清純先生は「震災の年に生まれ、避難されたお子さんのたくましく成長した姿を見るのが嬉しいです。寺子屋では震災後の学習支援と共に、様々な日本文化の体験の場として続けていきたいです」と仰っていました。7日は茶道体験が行われ、充実した3日間となりました。
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