フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
知事と震災避難者との意見交換会

12月18日(米沢市)、1月23日(山形市)に、山形県知事と震災避難者5名による意見交換会が開催されました。
参加した方々は、母子または父子避難の実態、山形で新たに子どもが生まれた中での悩みや支援活動を行う中での意見など、それぞれの状況を知事や市長、関係者に伝えました。
米沢市と山形市の両会場で話題になったことは、借り上げ住宅の延長や住み替えのお願い、母子避難者への高速道路無料措置の期限延長などでした。「山形県に面倒を見てもらって本当に感謝しています」との山形県へのお礼の言葉も多く聞かれました。(多田)

 参加者の感想
■米沢市避難者支援センター「おいで」職員 上野寛さん(南相馬市出身)
山形県には、多くの避難者を受入れて頂き、心から感謝致します。国に要望した県外避難者の声を聞く場を、定期的に行うこと等が実行される様、山形県にご協力頂きたいです。
■浪江町復興支援員 佐藤眞敏さん(浪江町出身)
震災から3年近くが経ち、心のケアが必要な避難者が増えてきています。今回その現状を伝えられた事は良かったです。引き続き山形県には心のケアについての協力をお願いできればありがたいです。
■齋藤千春さん(伊達市出身)
借り上げ住宅や保育園の支援がないと、福島に帰らざるを得ない状況です。緊張しましたが、きちんとその想いを伝える事が出来て良かったです。
■川井敦子さん(福島市出身)
不安の中にいた福島の生活から、山形の皆さんのおかげで今はようやく落ち着いた暮らしをする事ができるようになりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今回はこの気持ちを伝える事ができて、良かったと思います。