小さな助っ人「エアタグ」
唐突ですが、筆者は60代後半。最近、物忘れがじわじわと増えてきました。財布や鍵はもちろん、広い商業施設の駐車場では、買い物のあとに「さて、どこに停めたっけ?」と車探しで右往左往することもしばしばあります。そんな日々に終止符を打つべく、先日「エアタグ」という小さな助っ人を購入しました。
コインサイズのこのデバイスを、なくしたくない物に取り付けておけば、スマートフォンの「探す」アプリで居場所を教えてくれます。まるで、物の記憶を肩代わりしてくれる秘書のような存在です。使い方も簡単で、鍵や財布、バッグのほか、ペットの首輪や子どものランドセルに付ければ、迷子対策にもなります。将来的には、筆者自身の“お散歩(徘徊)”対策にも活用できるかもしれません。
とはいえ、便利な一方でプライバシーの課題もあります。他人をこっそり追跡するなどの悪用も報告されており、エアタグ側も警告機能などで対策を講じています。少しおせっかいで、ちょっと賢い。そんな現代の「なくし物探偵」として、日常の安心をそっと支えてくれる頼もしい存在です。
[文/加藤 清輝]
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