
長井市で5月24日(土)に復興支援酒「甦る」の酒米「さわのはな」の田植えが行われ、県内外から約70名の参加がありました。今年で14回目を迎え、当日は曇り空で暑くもなく絶好の田植え日和となりました。
長年田んぼを担ってきた旧NPO法人レインボープラン市民農場の竹田氏の指導を受け、鈴木酒造ときびたき長井甦るの会のメンバーが米作りを引継ぎ、苗作りから畦畔づくり、水路の掃除など悪戦苦闘しながら準備を進め、無事この日を迎えました。
参加者は慎重に田んぼに入り、一列になって植え、同時に稲の大敵であるセリの除草も行いました。中には尻もちをついてしまった方や、東京から持参した水中作業着が抜けず二人がかりで引き上げ、結局裸足で植えることになったりと、ちょっとしたハプニングも含め和気あいあいとした雰囲気の中、約40枚の苗床を植えることができました。初めて田植えを体験した方からは、「田んぼの中は不思議な感覚で、また参加したい。」「少しでも力になれたら嬉しい。」といった声が聞かれました。
「さわのはな」は栽培が難しく、多くの手間がかかります。それでもこの山形県発祥の米にこだわり、ふるさとや仲間、復興への想いを込め、そして何より感謝の気持ちで毎年作り続けています。きびたき長井甦るの会の村田さんは「少しでも早く米作りを覚えて、毎年迎えられるよう頑張りたい。」と仰っていました。これから抑草剤散布や除草などの管理を経て、9月下旬には黄金色の田んぼが見られることでしょう。
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