昨年は能登半島地震という大規模災害がありました。昨今の避難生活は、体育館等での生活が一週間を超えるとホテル、旅館等の宿泊所で避難生活をする事が増えてきました。
万が一の予備知識として、知られていないホテル・旅館での避難生活の注意点をお知らせします。
宿泊先の手配や宿泊費負担は行政がすることが多いです。宿泊先に自家用車で避難する場合は、駐車場料金が自己負担になります。宿泊費の補助額は令和5年の事例では1名1泊食事付き1万円です。東日本大震災時は5千円でした。
しかし、この金額では都市部のホテルや観光客向け温泉旅館では足りません。地元の方向けの温泉旅館が食事も待遇も無料駐車場も良い傾向にあります。
また、宿泊施設には町内会や友人・親族単位で避難するのが理想です。孤独防止や体調急変の発見につながります。
避難宿泊先から近隣のデイサービス施設等を利用する事も可能です。和室でベッド希望の方は段ボールベッドも利用可能です。体調や健康面等で不安な方は、役所等にご相談ください。
(福祉防災コミュニティ協会認定講師 遠藤正則)