私たちの施設は、『発達』や『心』や『人との関係』に少々上手くいかなさを感じている子どもが“コミュニケーションのグループレッスン”のために通う施設です。その中には福島から避難されてこられた母子の方も何人かいらっしゃいます。“幸せになってほしい”と言う思いを持たない親はいないでしょう。親子ともに生きていくことが少しでも楽に軽くなるように、毎日がしっかり楽しく過ごせるようなお手伝いをしていく所です。
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特定非営利活動法人こども総合研究所
〒990-2412
山形県山形市松山2丁目6-4-5 電話 023―664-1150
お子さんにこんな状態はありませんか?
そわそわして落ち着きがなかったり、やる気が起こらなかったり。そんな時お子さんは、心の中で“ずっしりと重いもの”を抱えていていっぱいいっぱいになってしまっているかもしれません。
毎日の生活の中でちょっとした気持ちのうまくいかなさを感じることは誰にでもあるもの。数日たてば心はまた元気になるはずなのに、なんだかずっと息苦しい気持ちが消えなくて、生活に支障が出てくる場合があります。
子どもの場合、自分ではどうしようもないことが降りかかってきて、そんなことはないのに「自分が悪いことをしたからではないか」と思って、誰にも言えなくなったりします。
そんな時、親は心配になってしまっていろいろと聞きだしたくなってしまいますが、そこは一呼吸おいて、子どもが安全な気持ちになれるような言葉がけをしてみてください。
大事なのは「何かあった時には誰でもそういう気持ちになることはあるのよ」と言ってあげたり、「あなたは何も悪くないのよ」と言ってあげることです。優しくさすってあげながら、何度も言ってあげてみてください。
話したいときは聞いてあげればよいのですが、無理に聞き出す必要はありません。自分を責める気持ちが和らいだ時に、親も子も少しほっとした気持ちになれるかもしれません。