今年もあと1ヶ月半ほどになりました。先月は衆議院議員選挙、今月は米国の大統領選挙がありました。
大きな選挙などが行なわれると、株価や為替の動きを気にする方が増えます。もちろん、首相や、大統領が替わると政策にも変化があるので、経済への影響もあります。しかし、特に株の世界では株価が上がると思っていたら、その期待値で事前に株価が上昇し、いざ蓋を開けてみたらそれほど上昇しなかった、もしくは下がるということもあり得ます。
つまり、将来の値動きの確実な予想はできないということです。経済学者や投資のプロでも長期的に完璧に予想することはできません。経済学の理論や計算どおりには行かないのです。経済は、人間の活動を伴います。人は、必ずしも合理的な判断をするとは限らず、何らかの感情が伴うので、理屈どおりにいかないことがあるのです。
投資にかぎらずわたし達にできることは、10年、20年と長期的なスパンで考えつつその都度細かな微調整をしていくことです。
ファイナンシャルプランナー/心理カウンセラー 庄司 あきこ
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