フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
東北・みやぎ復興マラソン2024

仙台放送主催の宮城県仙台市、名取市、岩沼市を巡る「東北・みやぎ復興マラソン2024」が 月3日(日)に開催されました。この大会は東日本大震災の復興に貢献することを目的に2017年に始まりました。前日の大雨で開催が心配されましたが、当日は暑い位の秋晴れとなり、フルマラソン、2㎞キッズランと親子ペアランの3種目のコースに国内外から10,261人のランナーと約2500人のボランティアが参加。台風、コロナでの中止やオンライン開催を経て昨年5年ぶりに復活し、今回で4回目の開催となりました。

今大会では、今年震災に見舞われた石川県、台湾への復興支援が行われ、また「命を守る」をテーマに防災・減災の重要性を発信。開会式では黙とうが捧げられ、震災の継承と復興への感謝が伝えられました。

フルマラソンは弘進ゴムアスリートパーク仙台前をスタートし、名取市文化会館前まで195㎞。沿岸コースは東部復興道路の荒浜や閖上を通り、給水地点では被災3県のご当地メニューなどが用意されました。閖上大橋では旗や手作りの団扇を振りながら「皆さん、頑張れ」や「来てくれてありがとう」などの声援が飛び交い、ランナーの中には疲れながらも笑顔で応え手を振る姿も。

フィニッシュ地点では力の限り走り切った笑顔があふれ、完走者には被災地の職人が手作りした石巻市雄勝町産の雄勝石を使った完走メダルが子ども達より贈られました。

13年の間には各地で様々な災害が起き、現在も多くの復興支援が行われています。一人一人が被災地への想いを胸に、1日でも早く日常の生活に戻れることを願う大会となりました。