9月21日(土)、長井市中央コミュニティーセンターにて、きびたき長井甦るの会主催の活動報告会が開催され、北は宮城県から南は福岡県まで 名が集まりました。この日は、震災復興支援酒「甦る」の酒米「さわのはな」の稲刈りが行われる予定でしたが、大雨のため残念ながら中止となりました。
一同田んぼを見学し、大雨で稲は全面倒伏状態でしたが、猛暑を乗り越えた稲穂はたわわに実り、参加者からは安堵の声も聞こえました。田んぼには、福島県と長井市を繋ぐシンボルとして、やまがた社会貢献基金により「さわのはなファーム」の看板が新たに設置され、今後の活動への決意が感じられました。
報告会では村田共同代表より、今年の苗作りからの栽培記録の説明と、12年間「さわのはな」栽培に取り組んでこられ、今年解散したNPO法人レインボープラン市民農場の 年間の活動をまとめたビデオが上映されました。震災により長井市に避難された方々への支援活動などが紹介され、竹田代表からは「20年間の活動の中で様々な出来事があったが、震災があり、出会う事が無かった人達がこの長井市で繋がり、一緒に「甦る」をよみがえらせたことは大きい。」と話されました。
最後に鈴木大介社長から9月に輪島市へ支援に行った際の様子を映像を交えてお話しいただき、復興が進まない厳しい現状が伝えられました。また、浪江町でのお酒を通しての文化継承のため、人づくり、物づくりを繋げていく取組みも紹介され、福島と能登の支援を今後も続けていきたいと仰っていました。後日、稲刈りが行われ11月初旬に新酒の仕込みが行われる予定です。
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きびたき長井甦るの会
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