今年もこども育成支援置賜学舎主催の「夏休み寺子屋」が8月6日(火)~8日(木)の3日間、米沢市の林泉寺にて開催されました。13名の小中学生が参加し、午前中は駒澤大学の学生ボランティアと夏休みの学習に取り組み、中には宿題が終わりレクリエーション楽しむ姿も見られました。
3日目の午後からは茶道と落語鑑賞を体験。初めに茶道部の学生さんから、茶道は相手を思いやる気持ち、隣人への心配りが一番大切ということを教えていただきました。季節を楽しむ席には夏らしい道具が用意されましたが、お子さん達の目はお饅頭にくぎ付けです。茶筅を振るのに苦労しつつ、コツが分かると上手に点てるお子さんも。お菓子を取る際はお隣に「お先に」と声をかけ、お茶は茶碗を回してから飲むなど、普段ではしない作法に緊張しながらも、お互いはにかみながら一服をいただきました。
寺子屋初開催の落語では、米沢市にゆかりのある三遊亭貴楽師匠による古典落語の「禁酒番屋」が披露されました。始めは難しそうに聞いていましたが、そのうち師匠の身振り手振りに引き込まれ、お酒を美味しそうに飲む場面では「すごい呑み方!」の笑い声が上がり、暫し江戸の世界を楽しんでいました。
最後はビンゴゲームで盛り上がり「楽しかった。また来たい。」「帰りたくない。」と名残惜しそうな様子。主催の石井先生も「学生も毎回楽しみにしているんです。お子さん同士の喧嘩もありましたが、落語や邦楽などの体験が、みんなの新しい世界観の構築に繋がってくれればと思っています。」と仰っていました。次回は冬休みの開催を予定しています。
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