陸前高田市立博物館は、東日本大震災で被災した「旧市立博物館」と「海と貝のミュージアム」の2つが統合され、総合博物館として令和4年11月に開館しました。所蔵資料56万点が被災し、そのうち46万点が多くの市民とボランティアにより回収され、前例のない修復作業を終え36万点が甦りました。現在も修復が続けられ、作業の様子がガラス越しに見ることができます。
館内は世界で唯一のツチクジラ剥製の「つっちぃ」をはじめ、2000点を超す美しい世界の貝など再生した津波被災資料約7300点を展示し、陸前高田の豊かな自然・歴史・文化を震災の記憶とともに伝えています。
地域の方々と共に「生きた博物館」として新たにスタートし、今年6月には来館者が10万人を越えました。現在はロダン彫刻の「考える人」も展示されていますので、是非ご来館ください。
「飯森の化石産地」市指定天然記念物指定記念特別企画展
陸前高田の化石~300000000年前の世界~
〈期間〉令和6年7月13日(土)~10月27日(日)
陸前高田市立博物館
住所/岩手県陸前高田市高田町字杉並300番地1
TEL/0192-54-4224
開館時間/9:00~17:00(最終入館は16:30まで)
休館日/月曜日(祝日・休日の場合は翌日)12月29日~1月3日
観覧料/無料(特別展の内容に応じ有料となる場合あり)