フリーペーパー うぇるかむ

「うぇるかむ」は、東日本大震災により、山形県へ多数の方が避難されたことをきっかけに、2011年8月に創刊されました。詳しくはこちらをご覧ください
ママにもできる!Let’sプレパレーション講座
福島市の「チェンバおおまち」にて、9月7日「ママにもできる!Let’sプレパレーション講座」が開かれました。
 プレパレーションとは、子どもが検査・治療・手術など未知の出来事に臨む際、子どもの目線に立った言葉と方法を用いて、子どもの心の準備を促す関わりのこと。福島の子ども達のためのプレパレーション支援を行っている「福っ子のプレパレーション実行委員会」の看護師さんが、実体験などの話を交えながら、分かりやすく説明してくれました。「普段は病院などで医療者が行っているプレパレーションを、子どもが一番信頼している親から受けることで、大きな支えになっていくと思います。多くのお母さんにプレパレーションを知ってもらいたい」と看護師さん。
 震災後、福島の子ども達は原発事故後から、ホールボディーカウンターや甲状腺検査など、事故さえなければ受けなくてもよい検査を、受け続けていかなくてはならなくなったことが、活動のきっかけとなったそうです。
 我が子の恐怖心や不安を少しでも和らげてあげたい…とお母さん達は真剣な表情。検査の前に自宅で、どうして検査が自分たちに必要か、ということを話すことで子ども達自身が理解をし、そして親が子どもの気持ちに寄り添い、同じ目線で一緒に対処方法を考えていくことが大切ということを学びました。 (榊井)