9月22日(日)、晴天の中おこなわれた「第2回気仙沼さんま祭り」。会場の山形市霞城公園には、大漁旗がなびき、香ばしいさんまの煙が漂いました。
先着2000名に無料提供されるさんまを目当てに、会場では公園の外まで伸びるほどの大行列ができました。気仙沼からは「ホヤぼーや」、地元山形では「ペロリン」などのゆるキャラも応援にかけつけ、宮城県から山形へ避難されてきた方にも食べていただくなど、おいしいさんまを頬張りながら多くの人が楽しいひとときを過ごしました。
また、このイベントでは、多くのボランティアの人たちが、設営やさんま焼きに尽力しました。参加した大学生は、「復興の役に立てることは少ないが、今日は笑顔で『ありがとう』を言ってもらえた」、「必死に焼いて達成感があった」と口々に感想を話していました。
この祭りの主催は「やまがた気仙沼会」。気仙沼の歴史、自然、人を愛し、その素晴らしさを将来に伝えるとともに、東日本大震災の復興を末永く支援するため、山形県内に在住する気仙沼関係者が集まった団体です。
会長の武田満さんは、「3.11のあの大震災が月日が経つにつれて忘れられていくようで、現地の被災者は 辛い思いをしている。さんまを食べて気仙沼に想いを巡らせてほしいという気持ちがあります。みんなで被災地を応援しよう!」と話してくれました。イベントの経費は、協賛金や寄付がメイン。たくさんのあたたかい心が、イベントを創り上げていました。(海)
[写真提供]やまがた気仙沼会