7月1日に路線価が公表されました。全国平均では、3年連続で上昇しています。コロナ禍が落ち着いて経済活動が活発化して土地の需要も高まったことが大きな要因です。また、マンションや、住宅の需要等が堅調なことも理由の一つです。
この路線価は、贈与税や、相続税の課税価格を計算する際の基準となり、1平米あたりの価格を表します。土地の取引価格の指標となる公示価格の80%程度の価格になっています。つまり、公示価格が上がれば、路線価も上がり、土地を贈与・相続した際の税金も高くなります。
さて、遺産相続などをめぐり、親族間で争いが起こることを争続や争族(あらそうぞく)と呼ぶことがあります。争いを防ぐ一番の方法は、元気なときから話し合っておくこと。場合によっては遺言書を作ることです。以前は3世代・4世代同居も多くありましたが、今は核家族化が進んでいます。相続の話をするハードルは上がっています。普段からコミュニケーションを多くとることが相続の話し合いもしやすくするポイントです。
ファイナンシャルプランナー/心理カウンセ