今までたくさんの団体や組織が、避難されている方の力になろうと、さまざまな活動をしてきました。そのような支援活動をおこなう団体がつながり、連携して活動に取り組むために作られたのが「やまがた避難者支援協働ネットワーク」です。
このネットワークの事務局は山形県で、NPOやボランティア団体、社会福祉協議会などの関係機関、被災県を含む行政機関が参加できる仕組みになっています。それぞれの立場から見えたことや課題を共有しあい、避難されている方のニーズに沿ったきめ細やかな支援を継続することが目的です。
8月8日におこなわれた設立総会には、大きな会場が満席になるほどの人が集いました。8月末よりスタートしたメーリングリストには100名を超える人が登録し、これから地域ごとの意見交換会も予定されています。
「みなさんそれぞれに頑張っていますが、いろいろな組織や団体が一緒に支援していく必要性もあります。避難されている方々が安心して暮らせるように、間接的ではありますがサポートしていきたいと考えています。」と、事務局を担当する復興・避難者支援主査の田澤英明さん。
これからどのようにネットワークが進んでいくかは、会員の意見を尊重して検討していくそうです。
震災から2年6カ月。それでもなお多くの課題や困難があることを知る団体や組織が、避難されている方々を引き続きサポートするため、やまがた避難者支援協働ネットワークは歩み始めました。
[お問い合わせ]
山形県広域支援対策本部 避難者支援班
(山形県環境エネルギー部危機管理・くらし安心局 危機管理課 復興・避難者支援室)
TEL 023-630-3100
FAX 023-625-1625